蘇文秀村長との筆談
2002年11月10日09:09
原田「昨夜は遅くまでありがとうございました」。
村長「9時半なんて夜じゃない」。
原田「家屋新築計画についてご存知ですか?ぼくたちとハンダっていうハンセン病快復者支援団体の陳先生が9月12日ここに来たとき、この計画について話したはずなんですけど(家屋新築計画案を図に描いて説明)。このうちの1室が共同台所になり、水道も引きます」。
村長「すばらしい!」
原田「水道についてですが、いまは郭さんが井戸水を運んでますよね。毎朝水くみについて行っているのでわかるんですけど、郭さんは水くみという仕事が大好きで、誇りを持ってやっていると思うんです。水道ができたら郭さんは水くみができなくなりますが、悲しみますよね?」
村長「毎月カネが稼げなくなるという意味でか?」
原田「郭さんは水くみでお金を稼いでいるんですか?」
村長「我々病人は彼にカネを支払う責任を負っている」。
方「今後、看護や一切の仕事を生活費でもって支払う責任が我々病人にはある」。
原田「郭さんはハンセン病快復者なんですか?」
村長「そうだ」。