「アウレンニョウニョウ」
パソコンに向かっていると、郭さんがニッコリしてお茶を飲む仕草をする。
郭さんの部屋で2人、お湯が沸くのを待つ。郭さんは時々、東を拝んだり、私を見てクスクスしたり。
グビッ、グビッ。郭さんはいつもお猪口1杯のお茶を、喉を鳴らしながら空気と一緒に飲む。そして、立派なゲップを聞かせてくれる。真似してみた。なかなか難しいものだ。苦戦する私を笑いながら、郭さんはまたゲップをする。
もう一度、チャレンジ。むせ込む私を見て郭さんが吹き出した瞬間、ボソリと言ってみる、
「アウレンニョウニョウ」(お茶が喉に入った)。
受けた。郭さんは笑いすぎて声が出ない。私も久しぶりに声を上げて大笑いした。