世界一貧しい大統領と呼ばれた男 ムヒカさんの幸福論
「ファナチシズム(熱狂)は危ないということだ。左であれ右であれ宗教であれ、狂信は必ず、異質なものへの憎しみを生む。憎しみのうえに、善きものは決して築けない。異なるものにも寛容であって初めて、人は幸せに生きることができるんだ」
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おれは、これまで、怒りやすい人に対して、寛容でなかった。
異質なものへの憎しみだった。
口では、「ちがいを理解し、尊重し、共生する」といいながら、一方で逆の行動を取っていた。
そう想ってからは、まぁ、怒られるのはイヤだけど、相手が怒っている状態を見て、(怖い)とか(怒らなくてもいいじゃんかよ)とか思って、「蛇に睨まれた蛙」のように頭が真っ白になり、自分を閉ざしていくのではなく、
(あー、怒ってる、怒ってる。なぜかな。ふたりの間に何が起こっているのかな。どうしたらいいのかな)と冷静になれるようになった。気がする。
これまで、大好きな近い人とうまくいかなくなることがあった。
その原因がわかった。
これまで生きてきて、最大の気づきのひとつかも知れない。