2002-11-01から1ヶ月間の記事一覧
中国人学生が、ハンセン病関係のワークキャンプに参加した。村人と水くみ・パーティー・ワークをともにし、村人・建設業者の話を通訳し、自分たちで買ってきたギョウザを村人全員に配った。彼らの活躍なしに今回のキャンプの成功はありえなかった。 中国人キ…
FIWCは11月16日、全村人を対象とし、「コ」の字型の長屋を新築する計画(ハンダ・医院が作成)の必要性・有効性に関するアンケートを、ジルとマークの通訳でおこなった。その結果、ハンダ・医院側のプランを一部変更し、新しい「コ」の字型長屋を建…
キャンパーは、村に着いてすぐは村人から完全に「お客さん」扱いされていたが、ワークを通して徐々に村人との間にある壁を低くしていった。毎朝、郭さんと水くみで各村人を訪問し、飲茶タバコを繰り返すうちに、日に日に村人と打ち解けていくのを村人の言動…
今回のワークは水洗トイレの建設と断熱材設置(長屋Aの屋根へ)を行った。FIWCは建設業者を4人雇い、その仕事を手伝うというかたちで作業を進め、ワーク開始後11日目の11月13日、トイレは完成した。予定では完成を見ずに帰国するはずだったが、…
★リンホウの人々 ・ 許炳遂(70)…威勢のいい許さんは毎朝、「茶、茶!」と何杯でもお茶を飲ませてくれる。途中参加の西尾さんが村に来るのを心待ちにして、カレンダーを見ながら「あと2日だな…」とつぶやいていた彼は、西尾さんに「ションチー(雄志)来…
第1回リンホウ村キャンプ報告 主催:FIWC関東委員会 キャンプ地:広東省潮州市潮安県古巷鎮リンホウ村(ハンセン病快復村) 日程:10月31日~11月18日 中国側日帰り参加者:朱佳栄(マーク)・呉欧宏(ジェイソン)・徐中茂(ハマー)・ツァイ=ジ…
11月17日、空が青くさえ渡る。リンホウを去る日だ。マークは村人と打ち解けているが、この日までまだ握手をしたことはない。 * 午前8時すぎ、村人1人1人に別れをつげてまわる。許さんは静かに、お茶を入れつづける。合計で6杯飲んだ。 蘇さんは紙片…
・ マーク 村長宅で説明しているとき、村長が水道建設について資金面で心配していることをマークに伝えた。それに対し、日本でがんばって寄付を集めるから心配するなというとマークは「ありがとう!」という。マーク自身がこのプランを創っていっているとの…
調査 ハンダ・リンホウ医院の計画:15部屋の長屋(うち1室は共同台所)・倉庫・集会所 調査をするにいたった動機: ①村人が現在住んでいる家は倒壊寸前といえるほど老朽化してはいないようにみえる。 ②村人は1人で2~3部屋を使っており、倉庫や鶏小屋…
村長「昨晩は<飯店>にいたのか」。 原田「はい、<飯店>でヘビしゃぶを食べましたよ」。 村長「いくらだったんだ」。 原田「泉が払ったのでわかりません」。 村長「おまえさんは来年の2月か3月にくるのか」。 原田「ぼくは確実に来ます。新しいキャンパ…
原田「ぼくの名前の『僚』という字は『燎原の炎』に由来しているんですよ。激しい名前ですよね」。 村長「『燎』という字はよくないな。『僚』はいい字だ。たしか同じような名前の日本の首相がいたな。おれは新聞を読むのが大好きなんだ。寝るときに読むんだ…
香織「今回のキャンプでいちばん良かったことは、中国人学生が参加したことだ。それをさらに促すことができるキャンプがあるのではないか」。 眞人「村人は1部屋を使って鶏を飼っている。それほどの場所がない新築の長屋に村人は引っ越してくるのか」。 陽…
村長「中国と日本の習慣は違うんだ」。 原田「村長の宗教は何ですか」。 村長「カトリックだ」。 原田「聖書とか持ってるんですか」。 村長「潮州に家があるんだが、そこにある。もって来れなかった。蘇瑞良とおまえに馬鹿にされたと誤解して、郭朕浩がおこ…
村長「西尾雄志さんは、遠く日本から万里の道のりを越え中国にきて、疲れているにも関わらず、車を降りるなり労働に参加した。すばらしい。しかし、明日は休息をとってもらいたい。みなさん、ゆっくり休みなさい」。 村長「おまえたちは11月17日に日本に…
原田「雄志がここに来るように言えってことですか」。 村長「いや、おまえは彼のところに行かなくていいのかってことだ」。 原田「そうですね、でももう少しここにいます。それとも、もう眠いですか。それならもう行きます」。 村長「雄志のところにいく必要…
09:09 原田「昨夜は遅くまでありがとうございました」。 村長「9時半なんて夜じゃない」。 原田「家屋新築計画についてご存知ですか?ぼくたちとハンダっていうハンセン病快復者支援団体の陳先生が9月12日ここに来たとき、この計画について話したは…
2002年11月10日09:09 原田「昨夜は遅くまでありがとうございました」。 村長「9時半なんて夜じゃない」。 原田「家屋新築計画についてご存知ですか?ぼくたちとハンダっていうハンセン病快復者支援団体の陳先生が9月12日ここに来たとき、こ…
13:07 村長「おまえさん方、村の誰もついていかずに古巷にいったろ。心配だった」。 方「おまえさんたちは毎朝郭聯浩と一緒に水くみをしている。えらいなあ」。 原田「ただついて歩いてるだけですけどね」。 20:00前 原田「村長はいつも何時ごろ寝…
6:45始動。タバコの吸い殻が井戸に入っている。郭さんは水面からタバコをバケツですくいながら憤りを抑えきれない様子。 6:50採掘者たちに向かってタバコを落とすなというと、採掘者たちはハオハオという。郭さんは怒りながら村長宅に向かい、「何がハオハオ…
全員で水くみについていく。 6:58許さんと曽さん。「幸福」をもらって、お茶を飲ませてもらう。2杯目をもらっている間に郭さんは陽子と水くみに行く。カオリンももらった。許さんは七輪に鍋をかけており、そこから小さな鍋で急須に湯をつぐ。 7:03若深さん…
7:00水くみ開始。今日も陽気な郭さん。「ニーハオ、ニーハオ、謝謝、謝謝、謝謝、謝謝」と手を合わせて言う。 7:05許炳遂・曽さん お茶と「幸福」というたばこをもらうのが定着してきた。郭さんはコップにためてある残り茶と重湯をもらう。半分くらいは外…
6:30FIWC用の水くみ。6:43採掘者用水くみ。徐々に寒さが厳しさを増す。井戸の中からは湯気が出ている。水を触るとかなり温かい。 7:03許炳遂さん宅。郭さんは湯飲み一杯の白粥をもらう。おれらはお茶とたばこ。今日は3杯もらった。 7:10許若深宅。真人は…
郭さんと水くみ。6:40、6:50はキャンパー用の水。7:05許炳遂さん宅。郭さんは「我的朋友」と許さんを指さした。許さんは七輪で何やら料理中。今日も曽さんといる。お茶をまたもらった。 7:10許若深さん。洗濯中だった。蘇振権さんが来て「朋友だ!」とお…
6:00に起きた。郭さんの畑で水やり。郭さんはとても丁寧に潮州語で畑の説明をしてくれる。サツマイモを掘って見せてくれようとしたが、サツマイモは出てこず、土を元に戻しながら「ヘヘヘッ」。 6:38郭さん、水汲み開始。ついていかせてもらった。井戸水を…
マークは6:00前に起きた。寒さで目が覚めてしまったという。潮州語の「ニーハオ」である「ルーホー」を習った。発音にかなりうるさい。 郭さんと水くみに行った。Markもついていった。真人も。許炳遂宅。Markの通訳によると、「HANDAと雄志とお前は来たね」…
8:00すぎにHANDAオフィスに行き、山口さんからの荷物を渡す。楊先生にハンセン病の資料をコピーさせてもらった。HANDAから村人への荷物を預かった。羅さんの運転で9:00すぎにバスターミナルへ。 バスの車内にはトイレもある。パンの詰め合わせと水をもらい…