水くみを通して生まれる関係
郭さんと水くみ。6:40、6:50はキャンパー用の水。7:05許炳遂さん宅。郭さんは「我的朋友」と許さんを指さした。許さんは七輪で何やら料理中。今日も曽さんといる。お茶をまたもらった。
7:10許若深さん。洗濯中だった。蘇振権さんが来て「朋友だ!」とおれらに言ってくれた。郭さんがおれら二人を指さし、朋友がどうとか言っている。
7:35HANDAからの服を分けた。このところ冷え込み(朝方)が激しいからか。13人分きちんと分けていた。村長が松葉杖をつきながら服を取り上げるが、落としてしまう。すかさずMarkが歩み寄り、服を拾って村長に渡した。
7:40郭さんは服が入っていた袋を持って行った。おれに「ニーハオ」と言って一礼し、去って行った。それをみた村長は人差し指でこめかみを軽くつつき、「いかれだ」と言っていた。郭さんはハンセン病だったのか疑問だ。
7:50玩銀、玩卿。郭さんは玩卿の尿瓶を取り換え、薬を飲む手伝いをしている。そこへ許若深さんが来た。
8:00劉さん宅。彼はガスで料理している。椅子を持ってきてくれた。
「食事をしましたか」→「まだです」
「食べない習慣があるのですか」→「ありません」
「中国語をよく理解しますね。字がきれいで、かしこいですね」。
「私には学がないが、あなたたちは文化水準が高い」。
食事のあと、村長にお茶をもらった。
村長「あまり重いものを持つな。業者がやるんだから」。
原田「働くの好きなんで平気です」。
村長「身体を大切にしろよ」。
原田「はい。ありがとうございます」。
村長「昨夜は寒くなかったか」。
村長「その頭に巻いてるタオルはなんだ」。
原田「帽子です」。
村長「あまり働きすぎるな」。
原田「皆さんのトイレをつくりたいんです。村長の字、きれいですね」。
村長「おまえさんたち、本当に我々を気にかけてくれてるのか」。
原田「是!」
村長「重いもの持つなよ」。
9:30ワーク中、赤帽の曽さんと業者は本当によく笑う。「談笑」という言葉がぴったり。
15:00ごろ、行政組長が村に現れた。仕事してんのかな。
16:00、Markは今晩のスープに入れる野菜の茎と根を指でちぎりながら、赤帽さんと延々としゃべっている。楽しそうにしゃべっている。
キャンパーたちが順番に風呂に入っている間、孫さんは誰とも話さず、ずっと貧乏ゆすりをしていたらしい。高さんらは軍人将棋。村人と話す人と話さない人がいるようだ。
潮州語を勉強して寝た。