HANDAの修道女研修計画
広州へ移動。ジエシャンと朝9時に待ち合わせ、スワトウからバスに乗る。5時間半の旅。
HANDAの修道女研修計画
HANDAのスタッフのヴィヴィアンとキャシー、ジエシャンとギョウザ屋にいく。中国キャンプに関わった人ならば一度はいったことのある、あのギョウザ屋だ。
キャシーは、修道女研修プログラムの責任者だという。HANDAは2001年から、修道女にハンセン病の後遺症のケアの方法をトレーニングし、村々に派遣している。4月に白諸村で研修を受けた修道女たちは雲南省に派遣された。これまでに20名以上の研修を終えたという。
リンホウにも修道女たちが来て、医療を支援してもらえないだろうか。
「…」。
キャシーは即答しない。来年から彼女は、修道女を組織的にトレーニングするプログラムを開始するかもしれない。1年間に2クラスをつくり、30~40名の修道女をトレーニングする計画だ。それでも、まだまだ人数は足りない。
無計画性
HANDAのゲストハウスの下にあるビール屋にいく。中国キャンプ参加者にはおなじみの、あのかわいいおばちゃんがいる店だ。ビールのつまみは「得得B」という薄焼きせんべい。
広州に滞在する間の計画を何日か前にHANDAにメールした。(1)笹川記念保健財団の奨学生として日本で医療を修めた中国人医師に支援を求めること、(2)学生たちに会ってジエシャンの経験を共有してもらうこと、(3)楊坑村を学生たちと訪問すること、(4)楊理合先生にHANDA設立当時の話を聴かせてもらうこと、(5)7月にHANDAの義足技師が村を訪問する機会を利用してミニキャンプをリンホウで開催するための日程調整をすることの5つだ。
しかし、笹川奨学生の医師にはまだアポを取っていない。学生たちは試験中で忙しく、会うことが難しい。楊坑村を訪問する広州の学生は今のところ2名だ。さらに楊先生は入院中ときている。
(ハァ。おれって計画性ねーなー…。提案するばっかで実現できないことが多いなぁ…。まぁ、無能な人間が計画するだけしちゃえば、あとは有能な人間が動いてくれるかな…)。