FIWC関東委員会の先輩・阿木さんとミーティング
・12月25日にリンホウ村ワークキャンプの報告会開催
・ワークキャンプの位置づけを明確に(業者に任せる部分と素人集団がやる部分)
・西尾:家屋そのものの建設は業者に任せ、千差万別の障害を持っている村人に合わせて、家屋の内装をキャンパーが行うのがよいのではないか。
・阿木:
建設のプロセスにもっと関わる方がいい。ハコをプレゼントするのはダメ。自分で働くのがワークキャンプ。業者への労賃はどうするか。月120元で生活しているリンホウ村の村人にとって、200万円の建設費用はすごい金額。
また、業者を依頼するとき、いくつかの業者に見積を出させる方がよい。ひとつの業者だけでやった場合、見積金額が高くなる。さらに、雨天時の労賃や視察にくる役人への出張費、工事の遅れに対する料金についても考えておく必要がある。寄付は自分のお金じゃない。人が出しているお金だから、説明できないといけない(Accountability)。木材がどこから来ているのか。輸送費はいくらなのか。そこでしか手に入らないのか。屋根を何でつくるのか。そこまで確認するべき。当然ながら、あまりにもうるさく言いすぎると信頼関係が崩れるので、バランスはとる必要がある。きちんと領収書をとることも忘れずに。役人の中間マージンについても理解しておき、その社会がどう動いているのかを知っておく。リンホウ村の文化、社会システム、給与体系、保険制度なども調べ、人がどう生き、どう暮らしているのかを知る。
阿木さん曰く、どの建設業者を雇うかは、実は非常に難しい問題。はかつてカンボジアで活動している際、ある労働者を雇った。その人は現金収入がない地域の人だったが、大きなトラブルに巻き込まれてしまったという。郭さんが水くみでお金を得ているということだったが、お金が絡むことは問題をはらむので、注意しなければならない。オープンにするのがいいのか、コネなどを重視するのがいいのか、中国の習慣をこれから理解していくべき。
取材すべきこと、業者と交渉すべきことをまとめなくては。阿木さんは、今回だけでうまくいきっこないと言い切る。大勢で失敗し、次に活かすことが大切と。